A:歯列矯正していることを隠したいという傾向が強かった日本をはじめとするアジア諸国では、治療費が銀色の装置より割高でも、目立たない白い装置や歯の裏側につけて表から全く見えない舌側矯正が人気でした。最近その考え方に少しずつ変化が起き、わざと矯正治療をしていることをアピールするようなカラフル矯正が人気になりつつあります。
カラフル矯正とは装置とワイヤーを固定する為の様々な色の小さな輪ゴムを患者さんに選んでいただき留めるものです。その日の洋服の色に合わせたり、春は桜のピンク、夏は涼しげなブルー、ハロウィンはオレンジ、クリスマスには赤と緑を交互にしたりと、選ぶ色は好きな色や季節感であったり人それぞれですが、カラフル矯正にはまると毎回選択する色が派手になっていく傾向があります。
一昔前のように矯正装置を隠す時代はもう終わりました。矯正治療は決して恥ずかしいものでも、隠すものでもありません。矯正治療をしている事がスティタスであり、健康に対しての意識が高い証明になります。カラフル矯正で堂々と明るく楽しい時間を過ごして頂ければ、より矯正治療が有意義なものになるに違いありません。