マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは

マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは、米国アライン・テクノロジー社が開発した、世界で最も多く使用されているマウスピース型カスタムメイド矯正装置のことです。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は非常に薄く、透明なプラスティックでできており、装着時の見た目がほとんど気になりません。口内の違和感が心配な方にもおすすめの矯正装置であり、患者さまご自身で簡単に取り外しできます。

ただし、どのような症例にも対応できるわけではありませんので、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での矯正を希望される方は一度ご相談ください。

こんな方におすすめ

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、歯並びの不正が軽度な方や、周囲に気づかれず歯並びを直したい方などに選ばれている矯正歯科治療です。

他にも、以下のようなお悩みを抱えている方にマウスピース型矯正装置(インビザライン)がおすすめされます。

  • 1本だけズレている歯や、少し出ている前歯を揃えたい方 
  • 職業上、矯正装置を目立たせることが難しい方
  • 痛みや違和感をなるべく抑えたい方
  • 矯正中も食事をおいしく楽しみたい方
  • 毎日の歯磨きをストレスフリーで行いたい方など

装着時の審美性や快適性に優れたマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、キャビンアテンダントやモデル、芸能関係の方など、人前に立つお仕事をされている方でも安心の矯正歯科治療です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、患者さま一人ひとりに合わせてマウスピースをカスタムメイドします。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴がわかるメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットは、装着時のフィット感や審美性の高さ、使い勝手の良さなどにあります。

  • 装着時にしっかりフィットする
  • 痛みや違和感が少ない
  • 透明な矯正装置のため周囲にほとんど気づかれない
  • 食事や清掃時の際に自分で簡単に取りはずしができる

薄くて透明なマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、唇や粘膜に対する刺激がほとんどないため、違和感が非常に少ない矯正歯科治療として多くの患者さまに選ばれています。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のデメリット

マウスピース型矯正装置(インビザライン)には多少なりともデメリットがあるため、治療を受ける前に把握しておきましょう。

  • 1日におけるマウスピースの装着時間が比較的長い
  • 出っ歯や受け口、埋伏歯の患者さまに適用できない
  • 重度歯周病やインプラントの患者さまに適用できない

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1日18〜20時間以上の装着が推奨される矯正歯科治療のため、食事や歯磨き以外で取り外すことはおすすめされません。

また、患者さまの顎の骨格や歯の症状によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を適用することができません。

それでも歯の矯正を希望される場合には、患者さまにより適した矯正方法をご提案することもできますので、お気軽にご相談ください。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)での矯正治療の流れ

インビザラインでの矯正治療の流れ

ここでは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正歯科治療を行う際の一般的な流れを紹介します。

①初診・カウンセリング

まずは、矯正歯科治療を行うにあたって、患者さまのお悩みや疑問などを医師が丁寧にお聞きします。

希望される治療方法や治療にかかる期間、治療費などについて、不安や疑問点がなくなるまで何でもお聞きください。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)を希望される患者さまには、どのような技術や装置で歯並びの治療を行なうのか詳しくご説明します。

②治療前の精密検査

虫歯や歯周病がある場合、矯正歯科治療自体受けていただけないため、事前に検査を行います。

ここでは、口腔内の環境を観察するために、写真撮影や必要に応じてレントゲン撮影を行い、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を適用できるか判断します。

虫歯や歯周病があった場合、治療を優先的に行いますのでご了承ください。

③3Dシミュレーションでの治療計画の説明

精密検査の診断結果から、治療ができると判断された場合、診断・同意書にサインをしていただきます。

その後、3Dシミュレーションにて、マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療で歯がどのように動いていくかを実際に見ていただきます。

治療完了後の最終的なイメージを共有するとともに、治療期間や治療費なども詳細にご説明します。

④マウスピース型カスタムメイド矯正装置の製作発注

患者さま専用のマウスピースを製作するために、3Dプリンター技術を使って精密に歯型を採ります。

米国アライン・テクノロジー社に矯正装置の製作を発注するため、完成までお待ちいただきます。

⑤マウスピース型カスタムメイド矯正装置の装着

マウスピース型カスタムメイド矯正装置が届いた後、患者さまに実際に装着していただきます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、通常、1日18〜20時間以上を目安として装着します。また、2週間ごとに異なるマウスピースへの交換が必要です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療を開始したあとは、その後の経過をチェックするため、6週間に1度程度を目安としてご来院いただきます。

⑥治療の完了と歯の保定

すべてのマウスピース型カスタムメイド矯正装置の装着が終わった時点で、治療も完了となります。

ただし、歯並びの後戻りを予防するため、患者さまには歯を保つ装置であるリテーナーを一定期間装着していただきます。

一般的には、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療が完了してから2年程度の保定期間が推奨されます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正歯科治療の注意点

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯並びの治療を始める前に、いくつかの注意点を確認しておきましょう。

  • 原則、1日20時間以上の装着が必要です
  • 変形を防ぐため、矯正装置を装着したまま温かい飲み物を口に含まないでください。
    また、スパ・サウナなど高温の場所に入らないでください
  • 矯正装置の携帯には専用のケースをお使いください
  • 矯正装置が汚れた場合、水洗いして再装着してください。
    それでも汚れが気になる方には、専用の洗浄剤(入れ歯洗浄剤のようなタブレット状のもの)をお売りしております
  • 矯正装置が破損した場合、早めにご来院ください。
    状態によっては、歯型採りからやり直す場合があります(有料となります)
  • 矯正装置が到着するまでは、一つ前の装置を応急(仮)で使用していただきます

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のより詳しい情報については、「メーカー公式サイト」でご確認いただけます。

当院でのマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療費

つぶら矯正歯科クリニック

つぶら矯正歯科クリニックでは、熟練した技術と豊富な知識を有する医師が、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での矯正歯科治療を担当いたします。

当院でのマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、以下の料金でご案内しております。

適用箇所 料金(税込)
上下顎どちらか 550,000円
上下顎両方 990,000円

未承認医薬品を用いた治療について

  1. 未承認医薬品等であることの明示

    マウスピース型矯正装置(インビザライン・インビザラインファースト)は、医薬品医療機器等法において承認されていない医療機器になります。

  2. 入手経路等の明示

    マウスピース型矯正装置(インビザライン・インビザラインファースト)は、アライン・テクノロジー・ジャパン社から入手しています。

  3. 国内の承認医薬品等の有無の明示

    マウスピース型矯正装置はインビザラインの他にもクリアコレクトやシュアスマイルなど様々な種類があり、 その中には国内で薬事承認されているマウスピース型矯正装置もあります。

  4. 諸外国における安全性等に係る情報の明示

    米国アライン・テクノロジー社のマウスピース型矯正装置(インビザライン・インビザラインファースト)は世界100カ国以上で、 これまでに800万人を超える症例数がある矯正治療です。(2021年7月時点)
    当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン・インビザラインファースト)の実績や安全性を認め導入をしています。

  5. 医薬品副作用被害救済制度の対象外であることの明示

    マウスピース型矯正歯科装置(インビサライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

治療期間に関して

患者様お一人おひとりによって治療期間は異なります。
コンサルテーションの際にお伝えし了承いただいた上で治療を進めて参りますのでお気軽にご来院ください。(本治療については、一般的な期間として治療期間約18〜最大30ヶ月間、通院回数18〜最大30回程度をいわれております。)