矯正歯科の上手な選び方とは?後悔しない選択をするために必要なこと

矯正歯科 選び方
矯正歯科 選び方

歯並びや歯の咬み合わせは、顔の印象を大きく左右するといっても過言ではないくらい重要な身体の一部です。

歯科矯正を検討中という方の中には、「矯正歯科をしたいけれど、どこのクリニックを選べばいいのかわからない!」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

同じ矯正歯科医でも認定医の資格保有者であるかどうかでも違いがありますし、長期間同じ場所に通うとなるとアクセスの良さも大切なポイントです。

今回は、満足のいく歯科治療を行うためにどのような矯正歯科を選ぶべきなのか、歯の矯正を行うメリットとともに詳しく紹介していきます。

ぜひ本記事を参考に、長く通えて安心な矯正歯科を見つけてみてくださいね。

矯正歯科の上手な選び方の6つのポイント

矯正歯科 選び方

ここでは、矯正歯科を選ぶ際の重要なポイントとして以下の6点を説明します。

  • 認定医以上の資格保有者がいるか
  • 矯正について十分な説明がされているか
  • 具体的な費用の提示をしているか
  • アクセスに問題はないか
  • 2種類以上の矯正装置を扱っているか
  • 常勤の矯正歯科医がいるか

それでは、以下から詳しく見ていきましょう。

認定医以上の資格保有者がいるか

矯正歯科を選ぶ際は、まずそのクリニックに「日本矯正歯科学会」が定める認定医以上の資格保有者がいるかどうかを確認しましょう。

この資格を得るためには、5年間以上続けて日本矯正歯科学会の会員であること、5年以上の矯正歯科臨床経験を積むこと、学会が認める特定の刊行物に矯正歯科臨床についての論文を発表することなど、厳しい条件を満たす必要があります。

認定医の数はそれほど多くなく、2018年12月の厚生労働省の調査によれば全国の歯科医師数は104,908人ですが、認定医資格の保有者は2,765人となっています。(日本矯正歯科学会ホームページの2023年10月時点の情報)

歯列矯正を行う際は、認定医以上の資格があり、信頼できる医師を選ぶといいでしょう。

日本矯正歯科学会のホームページから認定医の情報が検索できますので、自宅の近辺に認定医以上の医師がいるかどうか事前にチェックしておくことをおすすめします。

なお、資格だけでなく、医師との相性や歯科クリニックの通いやすさなど、その他の側面も大切です。まずは一度カウンセリングに足を運んでみるといいでしょう。

歯科矯正について十分な説明がされているか

歯科矯正を行う前に医師とのカウンセリングを行い、これから行う治療について詳しく説明してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

また、納得のいく治療を受けるためには、患者様側も治療内容についてきちんと理解してから歯科矯正を始める必要があります。

治療方法が曖昧なまま契約が完了し歯科矯正を始めてしまうと、そのあとのトラブルに上手く対応できなくなってしまうからです。

矯正歯科に行く前に、「自分の歯並びのどこが気になるのか」「顎の痛みはどの程度あるのか」など、自分の歯科矯正に関する情報を簡潔にまとめておくとカウンセリングがスムーズに進みます。

具体的な費用の提示をしているか

歯科矯正の費用相場はおよそ60万円〜150万円程ほどとなり、通常の歯科治療と比べて高額になります。

矯正を行う前のカウンセリングでは、これらの費用の具体的な説明をしっかり受けることが大切です。

治療の説明もしっかり行い、トラブルや不安をきちんと解決してくれる矯正歯科医院を見つける必要があります。

カウンセリングの段階で聞いておきたい質問をあらかじめ用意しておき、信頼できる医師のもとで治療を始めましょう。

経験豊富で信頼に足る歯科医であれば、矯正歯科に関する費用や期間を丁寧に教えてくれるはずです。

アクセスに問題はないか

日本矯正学会のホームページから認定医の資格を有する矯正歯科医を探すことができますが、その際に自宅や職場からの通いやすさを事前にチェックしておく必要があります。

矯正治療の期間は、部分的な矯正治療であれば2ヶ月〜1年半ほど、全体的な矯正治療であれば1年〜3年ほどかかることが一般的です。

アクセスが悪いクリニックであれば、その間にクリニックに通うのが面倒に感じてしまったり、医師とのコミュニケーションが十分に取れなくなったりしてしまうことも考えられます。

そのため、継続的な治療が必要な歯科矯正において「通いやすさ」は、クリニックを選ぶうえで非常に大切なポイントです。

複数の矯正装置を扱っているか

単体の矯正装置を取り扱っているクリニックよりも、複数の矯正装置を取り扱っているクリニックの方が治療の選択肢が広がります。

例えば、マウスピース型矯正装置は適応できる症例の幅が限られ、歯を大きく動かす場合や歯のねじれが顕著な場合など、向いていないケースもあります。

複数の矯正装置の取り扱いがあれば、いくつかの選択肢の中から一人ひとりの歯並びに適した方法を選ぶことが可能です

歯並びや咬み合わせの状態によって適した矯正装置は異なるため、カウンセリングの際に、納得できるような説明の仕方で矯正装置の提案をしてくれる矯正歯科院を選ぶようにしましょう。

常勤の矯正歯科医がいるか

矯正歯科クリニックは、一般歯科に比べると休診日を多く設定しているところもあります。

しかしあまりにも休診日が多いと、予定と合わず通いにくかったり、矯正装置にトラブルがあったりしたときに素早く対応してもらうことが難しくなる可能性が考えられます。

普段の予約はもちろん、トラブル時の対応を問題なく行うためにも、常勤の矯正歯科医がいる矯正歯科を選ぶようにしましょう。

歯の矯正を行うメリット5選

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ここでは、歯の矯正を行うメリットについて以下の5点を紹介します。

  • 口元が綺麗になり顔の形が整う
  • 歯の病気を防ぐことができる
  • 咀嚼が楽になる
  • 滑舌が改善する
  • 顎関節症などのリスク軽減につながる

それでは、以下から詳しく見ていきましょう。

口元が綺麗になり顔の形が整う

歯並びが悪いと、口元が気になって大きな口を開けて笑えなかったり、歯並びが気になってしまったりします。

また、悪い歯並びはコンプレックスや悩みにつながることも少なくありません。

歯が全体的に前に出ている方は口が閉じづらく、常に開いている状態になります。この状態で口呼吸を行うことによって顎の筋肉が弱まってしまい、顎下がたるんでしまうことがあります。

歯科矯正をすると歯列が整い口が閉じやすくなるため、口呼吸の改善や横顔の顎下のたるみの改善にもつながります。

悪い歯並びによって口が閉じにくくなっている場合などは、歯科矯正によって口元が整うだけでなく、口の中の乾燥を防ぎ、口腔の衛生状態を清潔に保つことにもなります。

歯の病気を防ぐことができる

歯並びが悪いと虫歯や歯周病になりやすいのをご存知ですか?

歯ブラシの際、不正咬合が原因で歯と歯の間などに歯ブラシが完全に行き届かず、歯の汚れを完全に落とすことができないためです。

歯列矯正を行うことで歯並びが整うと、歯ブラシが行き渡らなかった部位も綺麗に磨けるようになり、歯の病気を防ぐことができます。

咀嚼が楽になる

例えば上顎前突(出っ歯)の場合は前歯を正しく使えなかったり、歯並びに凸凹がある場合は、食べ物とを上手く噛みきれなかったりする可能性が出てきてしまいます。

歯の咬み合わせを改善すると、これまでは上手く使えなかった部位が正しく使えるようになり、食べ物の咀嚼が楽になります。

また、咀嚼機能が向上することで、以前よりも食べ物を細かく分解できるため、胃腸の負担軽減にもつながります。

さらに、唾液腺が刺激されることによって唾液量が増加し、口腔衛生環境の改善につながり口臭が軽減します。

滑舌が改善する

歯の咬み合わせが悪いことで、滑舌が悪くなってしまうことがあります。例えば、歯と歯の間に隙間がある場合、空気が口の中から漏れてしまい、発音に影響します。

歯列矯正を行うことで歯と歯の間の隙間を埋めることができ、これまで上手に発音できなかった音を正しく発音できるようになります。

また、歯列が整うと口の開閉が楽になるため、喋ることが苦ではなくなり、以前よりももっと喋ることに自信を持てるようになるでしょう。

顎関節症などのリスク軽減につながる

歯列が整っていない状態で食べ物を咀嚼すると、顎周りの筋肉を正しく使えず、顎の関節に余計な負担がかかってしまいます。

これにより、次第に口が開きにくくなったり、口を開けると痛みを感じてしまったりと不調を感じるようになるのです。

悪い歯並びが原因でこれらの不調が起こっている場合、歯列矯正を行うことで改善が期待できます。

また、成長期の段階で不正咬合があると、顎の成長に異常を伴うことがあります。

そのため、顎が正常に発達せず通常よりも小さいサイズで成長が止まってしまったり、むしろ成長しすぎて顎のサイズが大きくなってしまったりする場合があります。

子供の歯並びが気になる場合は、早めに歯科クリニックに相談するのがおすすめです。

歯科矯正は大人になってからでも遅くない?

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一般的には、不正咬合を防ぐための予防・誘導ができるため、6、7歳頃から歯科矯正を行うのがよいとされています。(第一期治療)

しかし、永久歯が生え揃った12歳以降は「第二期治療」と呼ばれる治療を行うことができるため、何歳までという厳格な年齢制限はありません。

なかには60代〜80代から治療を始める方もいるため、歯の状態が良好である限りはいつでも矯正治療を受けることができます。

まとめ

この記事では主に矯正歯科を選ぶ際のポイントと歯科矯正を行うメリットをご紹介しました。

歯科矯正には費用がかかりますし、完了するまでは長い期間同じクリニックに通う必要があります。後悔のない治療ができるよう、安心して通い続けられるクリニックを選ぶようにしましょう。

つぶら矯正歯科クリニックは日本矯正歯科学会認定医が在籍し、患者様の笑顔と健康を守るための医院づくりを目指しています。

安定した技術と質の高い信頼を提供できるよう尽力いたしますので、矯正歯科院をお探しの際はぜひ当院へお越しください。

カテゴリー: 矯正