院長の歯列矯正なんでも相談室 Vol.10

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Q:悪い歯並びを放置すると何かリスクはありますか?

A:「歯並び悪くても何も不自由ないから気にしない」…これは大きな間違いです。口の中で食べ物を噛み砕くことを咀嚼(そしゃく)と言いますが、歯並びが悪い人は良い人と比べ咀嚼能率が劣り、食べ物をまる飲みするため内臓諸器官に大きな負担をかけます。またデコボコの歯並びは見た目が悪いだけではなく、不明瞭な発音や、良い歯並びの人と比べむし歯や歯周病、顎の関節を痛めるリスクが何倍も高くなります。子どもでは正しい成長発育を阻害し顎の変形をきたす他、口元を隠しながら人と話すなど内向的な性格になりやすいと言われています。歯列矯正ではこれらのリスクや問題を改善し、最大の目的であるしっかり噛める咬み合わせを構築することできるのです。

矯正治療を始める人の多くは、咬み合わせの改善ではなく見た目の改善を希望されます。きっかけは何であれ、ご自身の歯並びに興味を持つことが明るい未来への第一歩です。美しい歯並びはあなたに自信に溢れた笑顔と積極性を与えてくれます。歯並びに少しでも疑問を感じたらお近くの矯正専門医院にご相談ください。